アルト ホイールアーチのはんだ仕上げ <2011年1月>
ホイールアーチの修理です。
凹みを隠すように缶スプレーが塗られているホイールアーチを修理します。
缶スプレーを落として、塗膜まで剥離したところです。
ホイールアーチははんだで仕上げて、フェンダーは均して修理します。
潰れたアーチは波型ワイヤーで引き出します。
フェンダーの均しが終わったら、はんだを盛っていきますが、その前にはんだを付けないところにサフェーサーを吹いて均しの終わったパネルを養生して保護します。
保護しておかないと、今回のように、はんだを盛る位置より均しの終わった素地のパネルが上部にある場合、はんだメッキの際に融剤が炙られてヒュームがパネルに付着しやすくなってしまいます。
そうすると、塗装前の下地作りでパネルの清掃に悪影響を及ぼすことがあるので、ヒュームの付着しそうな箇所がある時は、なにかしらの方法で、素地のパネルを養生しています。
はんだを平面で作業できる箇所や、まだ均し鈑金が終わっていない箇所ではんだを付けるときは養生しないことも多いです。
はんだを盛り付けていきます
少しずつのはんだを盛る箇所全体につけていきます。
全体に付けたはんだをヘラで伸ばしていきます。
盛り付けたら、形を整えていきます。
はんだを削って形を整えます
おおまかに、ヤスリを使ってはんだを削ったあとです。
ここからは、鋸刃を使って削っていきます。
均したフェンダーとはんだを掃除します。
はんだを削り終わったら、フェンダーに歪がでていないかを確認しておきます。境目の辺りをもういちど均して終わりになります。
最後にフェザーエッジを作って鈑金は終了です。