はんだの盛り方

2020年5月23日

ハンダの工程はおおまかに
ハンダメッキ→はんだ盛り付け→成形
となります。

最初の工程、はんだメッキは全体の作業でもっとも重要な作業です。
メッキの出来次第で、その後の剥がれやパネルの腐食といった不具合がでる可能性があります。
この工程では、メッキをしたい範囲を丁寧に清掃、脱脂、酸化物の除去をして、溶けたはんだを薄く表面になじませます。
薄く延ばしていくことできれいなメッキができます。

次のはんだ付けは、成形できるだけの量のはんだをメッキの上に載せていきます。十分にメッキとはんだを溶かしながら、必要以上に熱を与えないことが重要です。はんだの付け方が、この後の成形の作業性に大きくかかわるので、つける量には気をつけてください。

盛り付けたはんだの形を整えるときに大事なことは、はんだの中に気泡を作らないように、異物を巻き込まないように押さえながら延ばしていくことです。

最後の成形ではヤスリや鋸刃などを使って仕上げて完成です。

はんだは非常に鉄板となじみがよく曲げにも追従してくれる頼もしい素材です。

Posted by Aizawa Katsuyuki