R32 GT-R の潰れたジャッキポイントを修理 <2008年11月>
2022年11月16日 R33 GT-R のジャッキポイントの修理記事を追加しました。スカイラインのジャッキポイント修理に興味のある方はこちらもどうぞ →「 R33 GT-R ジャッキポイントとサイドシルの切り継ぎ修理」
2022年11月26日 R32 GT-R のジャッキポイント修理の記事を追加しました、この記事とは違う補強方法で修復していますのでお時間があればこちらもどうぞ →「R32 GT-R ジャッキポイントの修復と補強」
入庫時の状態
今回は R32 GT-R のサイドシルの修理ですが、外からは凹みの程度はあまりわかりません。
サイドシルプロテクターがついているとジャッキポイントが少し潰れているかな?程度にしか見えませんが、裏から見るとフロアが凹んでいるのがわかります。
R32 のジャッキポイント、堅い当て板が一枚ついているんですが、それだけなんですよね、不思議なことに。
フロアに当て板一枚だけ、サイドシル側にコレといった補強なしです。リアのジャッキポイントも同様にほとんど補強なしなので、ジャッキポイントの凹んだR32は沢山あります。
R32のもう一つの弱点というか腐りやすいポイント、リアフェンダーのマッドガード付近の修理は以前の記事<R32 スカイラインの鈑金のやり直しと一部レストア>でご紹介したことがあります。
一度変形したパネルは鈑金して形だけを元に戻しても、もうジャッキポイントにはならないので切り取って補強をすることになります。
フロアーの修復
まずはフロアを修復できるように引き出します。
サイドシルは切継ぎするので無視してフロアを修復します。
サイドシルのインナーとフロアのつなぎ目が2枚になっているところがあるのでそれを直します。
フロアもリブ形状で強度を出す感じなので、当て板を剥がして鈑金しておきます。
フロアの脇、サイドシルのインナーに後で補強を入れて溶接します。ここは一度潰れるとすぐに腐食します。
サイドシルの切継ぎ
サイドシルを切り取りました。
切り取ったサイドシルを作っておきます。
インナーに補強をしたら、作ったパネルを貼り付けます。
切継ぎパネルの溶接
リジットラックで作業しているので狭くて作業中の写真があまり撮れていません。
溶接したらチッピングコートして塗装になります。
チッピング塗装
「修理も塗装も小さく済ませるように」という作業指示なのでフェンダーも外さずに潰れたジャッキポイントだけを修理しました。
ボディ色塗装
サイドシルプロテクターをつけたらまったく見えなくなってしました。
今回は凹みのみでしたが、R32のジャッキポイントの腐食はとても多くてインナーまですべて作らなければ修復できない車も多くありました。
2022年11月16日 R33 GT-R のジャッキポイントの修理記事を追加しました。スカイラインのジャッキポイント修理に興味のある方はこちらもどうぞ →「 R33 GT-R ジャッキポイントとサイドシルの切り継ぎ修理」
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