スカイラインGC10 テールレンズベース製作 <2009年5月>

2018年7月28日その他スカイライン,ハコスカ,自作,

持ち込まれたテールの状態

今回はパーツの製作です。
スカイラインのテールレンズベースですが、腐蝕が酷いので作ってほしいとのことです。実車がないので錆だらけの現物に忠実に作ってみます。

持ち込まれたテールレンズASSY レンズを外したテールレンズベース

錆で穴があいている箇所、腐食して原型のない箇所があって、サイズを測れないので想像を交えて寸法を採っていきます。

サビの状態を確認している写真 サビの状態を確認している写真 サビの状態を確認している写真 サビの状態を確認している写真

大きく穴が開いている部分あり、触ると脆く崩れてしまう部分もあり、
と、取り扱い注意の状態です。
漠然と眺めていても、錆穴で形状が不明瞭な部分も多く、どこから作ったらよいのかわかりにくいので、一旦 CG で復元しながら考えます。

CGで復元

CGでの作業ならやり直しが簡単に出来るので、復元をしながら作業手順も考えます、
まず、高度なプレスなどないので作業は地味な手で叩く鈑金となります、
そうなると一体成形は無理、いくつかのパーツに分割して、それを組み立てて作るように考えてCGにしていきます。
もっと鉄板を節約して無駄のない分割ができるとも思いますが、今回は作業が楽になるように分割してます。

製作過程をシミュレートしたCGの写真 製作過程をシミュレートしたCGの写真製作過程をシミュレートしたCGの写真 製作過程をシミュレートしたCGの写真製作過程をシミュレートしたCGの写真 製作過程をシミュレートしたCGの写真

初めて診たときはなんか複雑そうな印象だったのですがこのように作ってみると四分割で作れそうです。
このCGから展開図を取り出し、鉄板を切り出すときの参考図にします。
今回は実車が無いので持ち込まれた部品の寸法だけがたよりです、このあとは現物の寸法をしつこくチェックしながら作業を進めます。

シミュレートで完成したCGの写真 シミュレートで完成したCGの写真 シミュレートで完成したCGの写真 シミュレートで完成したCGの写真

製作開始

展開図に実寸を書き込んでいきます。準備ができたら鉄板の切り出し。

減靴から実寸を計測しているところの写真 実寸で型紙を作っている写真 大きな平板から作製に必要な板を切り出している写真  切り出した平板とさしがね

切り出した鉄板を曲げて溶接していきます。

平板を曲げ加工をしているところ 曲げ加工した平板を突合せ溶接したところ 曲げて溶接したものに次の平板を合わせているところ 溶接の前に固定してる写真 溶接の前に固定している写真の別アングル 突合せのガス溶接をした溶接痕の写真

ここでミスに気付きました。。。
慎重に図ったのに、ケガキ線を間違えて小さなパーツを作ってしまいました。
毎回このような失敗をしていますが、せっかちなのでなかなか学習しません。
再度作り直して次に進みます。

溶接が終わった途中のパーツ 溶接が終わった途中のパネルの別アングル

次に曲げ加工をするためのジグを作り、合わせながら溶接します。

次の加工に移るために工具をセットしている写真 次の加工に移るために工具をセットしている写真の別アングル 曲げ加工が終わったところ 曲げ加工が終わったところにさらに小さな鉄板を溶接しているところ

四分割の予定で作り始めましたが、曲げ加工が面倒になってきたので、分割を増やして溶接でつくることにしました。

第3形態まで完成 第3形態まで完成の別アングル

バルブが入るところを作るために、穴空けします。

第4形態に向けてケガキ線を書き入れているところ 第4形態に向けてケガキ線を書き入れているところの別アングル 寸法に間違いが無いか計算機で検算しているところ 寸法に間違いが無いか計算機で検算しているところの別アングル

ここでつまらないミスをするとまた最初から作り直しなので慎重にけがいてます。

ケガキ終わった第3形態 ケガキ線通りにカットしたところ

穴あけと細かな曲げ加工が終わったので、次は今空けた穴にはまる反射板の部分を作ります。

さらにカットして第4形態の完成 さらにカットして第4形態の完成の別アングル さらにカットして第4形態の完成の別アングル

反射板の製作

第4形態を元に次の反射板を作るための型紙製作 第4形態を元に次の反射板を作るための型紙製作 第4形態を元に次の反射板を作るための型紙製作 第4形態を元に次の反射板を作るための型紙製作

反射板は先ほど作った物にはまるところなので、ピタリと会うように寸法を測りなおしています。

反射板1形態の為に曲げた平板 反射板1形態の為に曲げた平板と第4形態 反射板1形態の為に曲げた平板と第4形態のアップ

切り出した鉄板を曲げて溶接したら、合わせて確認。
次に丸い反射板を切り出します。

反射板に必要なパーツを平板から曲げたところ 反射板の第1形態途中 反射板と反射板第1形態を並べたもの 反射板を突合せのガス溶接、ともづけ溶接の均し板金、遠景 溶接痕の均し板金

溶接まで無事に終りました。今回の作業で唯一均し鈑金をしたところです。
均し鈑金のあと、溶接した部分を磨いて次に進みます。

反射板第2形態完成 反射板第2形態完成別アングル 反射板第2形態完成別アングル 反射板第2形態完成別アングル

先に作っておいたパーツと組み合わせます。

この二つの部分はオリジナルもスポット溶接でついているのでそれにならってスポット溶接で接合します。

第4形態と反射板第2形態の合体。スポット溶接 第4形態と反射板第2形態の合体。スポット溶接の別アングル 第4形態と反射板第2形態の合体。スポット溶接の別アングル 第4形態と反射板第2形態の合体。スポット溶接の別アングル

こうやってつけてみると、完成がイメージできてきます。
このあとは穴あけとステーを取り付ければ終わり。

ドリルで穴あけ加工するところ 穴をあけられたところ小物を溶接したところ 完成したところ

ステーを取り付けたところで製作は終了です。
作って見ましたが、しかし、実車が無いのでなんとも不安です。会社にハコスカがあるのでもしかしたら合うのではないかと思いましたが、前期のテールはサイズが違うようです。

メッキ屋さんにお願いします

溶接跡などを磨いてメッキ屋さんに渡す準備をします。

完成品をサンドブラストにかけているところ 完成品をサンドブラストにかけているところの別アングル

素地まで磨いたところです。

磨いた完成品 磨いた完成品の別アングル 磨いた完成品の別アングル

メッキが仕上がってきました

メッキした完成品の別アングル メッキした完成品の別アングル メッキした完成品の別アングル メッキした完成品の別アングル

キレイにメッキされているのですが、肝心の反射板部分にまったく光沢が無くしっかり光るのか不安になったので、ステンレス板で反射板を作って貼り付けました。

レンズと合わせて完成

完成写真 完成写真 完成写真 完成写真