ワゴンR 左リアドアとサイドシルの修理 <2008年10月>
入庫時の状態
スズキ ワゴンR 左リアドアとサイドシルが凹んでいます。
ドア、サイドシルどちらも修理しますが、サイドシルはパネルの裏に手が入らないので波型ワイヤーを溶接して修理することになります。
サイドシルの鈑金
サイドシルのようにパネルの裏に手が入らない箇所ではスタッド溶接機で波型ワイヤーをパネルに溶接して引き出す方法があります。
波型ワイヤーを溶接したら、プーラーで復元します。
強く引きすぎるとワイヤーの溶接跡に穴が空いてしまうことがあります。
注意して、細かくワイヤーを溶接する位置をずらしながら作業します。
サイドシルの上側、硬いプレスラインの引き跡が凸凹になっているのではんだで仕上げていきます。
はんだ仕上げ
はんだを盛りつける箇所の清掃をしてはんだメッキしていきます。
全体にはんだを盛りつけたら成形します。
はんだを削って成形しました。
サイドシルの素地とはんだで少し光沢に差があります、どこにはんだがついているのかわかると思います。
続いてはドアを修理します。
ドアの鈑金
車両から外して鈑金します。
塗装の為の下地つくり
フェザーエッジを作っています。
サフェーサーを吹いたら赤外線で乾燥させます。
塗装
完成
ドアを組み付けて完成です。