トヨタ パッソ リアドア と リアフェンダー の修理 <2007年10月>
お客様がディーラーで見積りをおねがいしたところ、ドア・リアフェンダー共に交換の見積りだったのでなんとか修理できないかというご相談でした。
車を拝見すると、ドアとリアフェンダーのキズはたしかに鋭くえぐられていて鉄板も切れています。
しかし、保険修理ではないので、少しでも安くというご希望なので、今回もすべて修理で作業をすすめます。
入庫時の状態
入庫時の写真ですが、ドア、リアフェンダーのアウターパネルはもちろん、インナーパネルまで歪みがあります。
ドアの凹みも写真では小さく見えますが、嫌なラインの潰れかたをしています。
粗だし
塗膜をサンダーで剥がしてから鈑金開始です。
ここでの作業はおもにライン出し。
ラインを出しながら、段差、隙間の確認がおわったら次は はんだを盛っていきます。
はんだ仕上
はんだで仕上ても、鈑金パテで仕上ても工賃は同じです。
しかし、パテと違いはんだは金属なので劣化による「痩せ」「ヒビ」「割れ」はありませんし、硬度もパテの「比」ではありません。
リアフェンダーが終わったので、次はドアを修理します。
錆び止めとサフェーサー
錆止めとサフェーサーで下地処理をしたあとにシェルパネルにチッピングを塗付しています。
塗装
ブースで塗装します。
焼付け
塗装終了後、焼付のセッティング、
焼付乾燥に入ります。
ブース内で1回目の焼付乾燥が終わったら遠赤外線でさらに乾燥させます。
完全に乾燥させないと艶ボケになったりします。
磨き
完成
ようやく完成です。入庫時の写真と並べてみました。
他社で交換と言われたドアとフェンダーですが、このように修理することができました。