トヨタ ノア リアフェンダーの鈑金やり直し&はんだ盛り<2013年10月>
トヨタ ノアです
フロントドアからリアフェンダーまでの側面修理です、今回はリアフェンダーの作業を抜き出してご紹介します。
リアフェンダーにはタッチアップペイントしてある箇所があるので拡大してみます。
割れた塗料の下にはパテが付いていますね、どのあたりまでパテが付いているのか気になります。
どのような状態なのかパテを剥離してみます、ハロゲンヒーターで塗膜を暖めて柔らかくなったところでスクレーパで削ぎ落としていきます。
リアフェンダーの後ろ側ではパテの厚みが増してくるようです。
パネルに何箇所か穴もあいています。
剥離が終わりました。
波型ワイヤーで引き出した痕が穴になっているようです。パネルの凹凸も激しいですが、表から波型ワイヤーやスタッド溶接で引き出しただけで、ならし鈑金は行わなかったようですね。
当盤をつかった鈑金が可能か、内張りを剥がして確認してみましょう。
なるほど、後部座席のエアコンユニットが邪魔をしているので板金ができなかったのでしょう。
今回は複数あいた穴をふさがなければいけないので火を使います、エアコンを取り外して作業をしましょう。エアコンユニットが無ければ、溶接後の防錆もやりやすくなると思います。
さて、邪魔なものがなくなったので、ひたすらならし鈑金していきます。
ならし鈑金
波型ワイヤーの溶接痕が飛び出ているので、絞りながら当盤と板金ハンマーでおおまかにならしていきます。
大き目の板金ハンマーで歪みを移動させたら、次はヤスリハンマーで細かくならしていきます。
穴埋めロウ付け
ヤスリハンマーで全体をならしたら、真鍮で穴を埋めていきます。
再度ならせば終了です、はんだ盛りにうつります。
はんだ盛り
まず、はんだメッキから
角から盛り付けていきます。
範囲を広げて、全体に充分な量のはんだを盛っていきます。
波目ヤスリで形を作っていきます。
波目ヤスリをフレキシブルホルダーに取り付けると力強く削ることができます。
波目ヤスリを単体でも使います。
ある程度削ったら、はんだと鉄板の境目を再度板金します。
ヤスリハンマーと当盤で境目をならしていきます。
はんだ盛り終了
フェザーエッジを作ってサフェーサーと拾いパテをしていきます。
サフェーサーを塗って乾燥させたあとに拾いパテを付けて面をだしていきます。
塗装・磨き
フロントドアとスライドドアも修理してあります。
みがきます。
完成