ディーノ フロントインジケーターライト周りのレストア <2004年4月>

2018年8月29日レストアディーノ,はんだ,自作,

ディーノ フロントノーズのレストアのつづき

前回のフロントノーズのドロップレール製作では溶接まで終わりましたが、フロントノーズの他の溶接を終わらせないと、はんだ仕上げができないので次にランプセクションのレストアを進めていきます。

レンズがガムテープで留められているところ、取り付けに必要なボディ側の爪が千切れてなくなっているので、今回はこの辺りを作っていきます。

入庫時のフロントノーズ右側
入庫時のフロントノーズ右側

剥離してみます

ランプ周りを剥離
ランプ周りを剥離

ライトの周囲は溶接の痕があります、これも元の状態なのかレストアでこうなったのかは不明です、下側はハンダで仕上げてありました。

上側は薄くなって切れてしまっています、下側は溶接がしっかりしてあって丈夫そうですが、上と下で分けて作ってしまうと調整が面倒なので、ライトの周囲を全部作ることにします。

しかし、ライトの取り付け方法が独特です。パネルをライトハウジングとステーで挟み込むようになっていますが、ボディに直接ボルトで留めないのは何か理由でもあるんでしょうか?

では作り始めます

レンズから型をとって切り出したパネルに、ハウジング取り付け用の爪を作っていきます。千切れているので爪の正確な形は不明ですが、ハウジングが落ちないような形にすれば良いだろうという想像で、影タガネとハンマーで作っていきます。

影タガネで曲げ加工 影タガネで曲げ加工

形になったのでライトを組んでみます

レンズ付きのハウジングとステーと作ったパネルです。

ライトASSYとステーと自作パネル

爪はこんな形にしてみました。角の強度が心配なので真鍮で補強してあります。

自作パネルの拡大写真

組んでみました。

自作パネルにライトを組み付けたところ

裏から見るとこんな感じ。

自作パネルにライトを組み付けた別アングル

挟んでいるのは端のちょっと曲げた爪だけ、ステーをボルトで締め上げていくとかなりがっちり付くので、コレでいきましょう。

取り付けステーのアップ画像

ボディに取り付けます

パネルが出来たのでボディ側を切除して調整します。

自作完成 自作パネルと車両の画像

位置を調整します。

自作パネルを車両に合わせている写真 自作パネルを車両に合わせている写真の別アングル

調整できたら溶接です

溶接風景 溶接風景別アングル  溶接終了 溶接終了別アングル

下側のはんだが少し溶け落ちてしまいましたが、これからはんだを盛りつけるので問題ないでしょう。

溶接終了ですこし溶け落ちたハンダ

では、はんだで仕上げます

溶けてしまったはんだを少し馴染ませてから盛っていきますが、はんだ盛り付けの写真はみつかりませんでした。

はんだを盛り始めるところ
溶け落ちたハンダを暖めて馴染ませているところ

はんだを削っているところからです。

先に作ったドロップレール付近も一緒にはんだで仕上げていきます。

波目ヤスリで盛り付けたハンダを削っている
波目ヤスリで盛り付けたハンダを削っている
波目ヤスリで盛り付けたハンダを削っているところ
波目ヤスリで盛り付けたハンダを削っているところ

ランプセクション終了です。

はんだを削り終わったところ
はんだを削り終わったところ
はんだを削り終わったところ
はんだを削り終わったところ

レンズも付けてみました。

はんだを削り終わったところにライトを組み付けてみた
はんだを削り終わったところにライトを組み付けてみた

さて、フロントノーズのレストアでは左のランプセクションの作業が残っていますが、作業は右と同じなので、一応塗装後の写真を載せておきます。

塗装後、磨き中
塗装後、磨き中
塗装後、磨き中
塗装後、磨き中

おまけ

バッチパネルは先に作って溶接まで終わっていました。

ディーノのバッチと平板
ディーノのバッチと平板
ディーノのバッチと平板と車両からカットしたパネル
ディーノのバッチと平板と車両からカットしたパネル
作ったパネルを車両に載せて位置調整
作ったパネルを車両に載せて位置調整
バッチパネル付近の共付け溶接完了
バッチパネル付近の共付け溶接完了

さてさて、次のサビ退治に向かいましょう。


 

レストアディーノ,はんだ,自作,

Posted by YAGI