ディーノ フロントインジケーターライト周りのレストア <2004年4月>
ディーノ フロントノーズのレストアのつづき
前回のフロントノーズのドロップレール製作では溶接まで終わりましたが、フロントノーズの他の溶接を終わらせないと、はんだ仕上げができないので次にランプセクションのレストアを進めていきます。
レンズがガムテープで留められているところ、取り付けに必要なボディ側の爪が千切れてなくなっているので、今回はこの辺りを作っていきます。
剥離してみます
ライトの周囲は溶接の痕があります、これも元の状態なのかレストアでこうなったのかは不明です、下側はハンダで仕上げてありました。
上側は薄くなって切れてしまっています、下側は溶接がしっかりしてあって丈夫そうですが、上と下で分けて作ってしまうと調整が面倒なので、ライトの周囲を全部作ることにします。
しかし、ライトの取り付け方法が独特です。パネルをライトハウジングとステーで挟み込むようになっていますが、ボディに直接ボルトで留めないのは何か理由でもあるんでしょうか?
では作り始めます
レンズから型をとって切り出したパネルに、ハウジング取り付け用の爪を作っていきます。千切れているので爪の正確な形は不明ですが、ハウジングが落ちないような形にすれば良いだろうという想像で、影タガネとハンマーで作っていきます。
形になったのでライトを組んでみます
レンズ付きのハウジングとステーと作ったパネルです。
爪はこんな形にしてみました。角の強度が心配なので真鍮で補強してあります。
組んでみました。
裏から見るとこんな感じ。
挟んでいるのは端のちょっと曲げた爪だけ、ステーをボルトで締め上げていくとかなりがっちり付くので、コレでいきましょう。
ボディに取り付けます
パネルが出来たのでボディ側を切除して調整します。
位置を調整します。
調整できたら溶接です
下側のはんだが少し溶け落ちてしまいましたが、これからはんだを盛りつけるので問題ないでしょう。
では、はんだで仕上げます
溶けてしまったはんだを少し馴染ませてから盛っていきますが、はんだ盛り付けの写真はみつかりませんでした。
はんだを削っているところからです。
先に作ったドロップレール付近も一緒にはんだで仕上げていきます。
ランプセクション終了です。
レンズも付けてみました。
さて、フロントノーズのレストアでは左のランプセクションの作業が残っていますが、作業は右と同じなので、一応塗装後の写真を載せておきます。
おまけ
バッチパネルは先に作って溶接まで終わっていました。
さてさて、次のサビ退治に向かいましょう。